音素記号一覧と解説について

ボーカロイドエディタにおける音素記号の一覧と解説です。
音素記号は母音と子音・鼻音(「ん」)の三種類から構成されています。
基本的な法則として、「 ' 」のついていないものは「a,M,e,o(あ・う・え・お)」に続き、「 ' 」のついているものは「i(い)」に続きます。
特殊な発音のもの(「ち」「ひ」等)に関してはそれぞれに音素記号が用意されています。

音素記号一覧
記号 解 説
a 【分類:母音】 日本語の「あ」を発音する。
i 【分類:母音】 日本語の「い」を発音する。
M 【分類:母音】 日本語の「う」を発音する。
e 【分類:母音】 日本語の「え」を発音する。
o 【分類:母音】 日本語の「お」を発音する。
k 【分類:子音】 日本語の「か・く・け・こ」の子音を発音する。
k' 【分類:子音】 日本語の「き」の子音を発音する。「きゃ・きゅ・きょ」にも使う。
s 【分類:子音】 日本語の「さ・す・せ・そ」の子音を発音する。
S 【分類:子音】 日本語の「し」の子音を発音する。「しゃ・しゅ・しぇ・しょ」にも使う。
t 【分類:子音】 日本語の「た・て・と」の子音を発音する。
tS 【分類:子音】 日本語の「ち」の子音を発音する。「ちゃ・ちゅ・ちぇ・ちょ」にも使う。
ts 【分類:子音】 日本語の「つ」の子音を発音する。「つぁ・つぃ・つぇ・つぉ」にも使う。
t' 【分類:子音】 日本語の「てぃ」の子音を発音する。「てゅ」にも使う。
n 【分類:子音】 日本語の「な・ぬ・ね・の」の子音を発音する。
J 【分類:子音】 日本語の「に」の子音を発音する。「にゃ・にゅ・にぇ・にょ」にも使う。
h 【分類:子音】 日本語の「は・へ・ほ」の子音を発音する。
C 【分類:子音】 日本語の「ひ」の子音を発音する。「ひゃ・ひゅ・ひぇ・ひょ」にも使う。
p¥ 【分類:子音】 日本語の「ふ」の子音を発音する。「ふぁ・ふぇ・ふぉ」にも使う。
p¥' 【分類:子音】 日本語の「ふぃ」の子音を発音する。
m 【分類:子音】 日本語の「ま・む・め・も」の子音を発音する。音素単体で使うと鼻歌のような「ん」になる。
m' 【分類:子音】 日本語の「み」の子音を発音する。音素単体で使うと鼻歌のような「ん」になる。
j 【分類:子音(半母音)】 日本語の「や・ゆ・よ」の子音を発音する。「いぇ」にも使う。
4 【分類:子音】 日本語の「ら・る・れ・ろ」の子音を発音する。
4' 【分類:子音】 日本語の「り」の子音を発音する。「りゃ・りゅ・りょ」にも使う。
w 【分類:子音(半母音)】 日本語の「わ」の子音を発音する。「うぃ・うぇ・を」にも使う。
g 【分類:子音】 日本語の「が・ぐ・げ・ご」の子音を発音する。
g' 【分類:子音】 日本語の「ぎ」の子音を発音する。「ぎゃ・ぎゅ・ぎょ」にも使う。
dz 【分類:子音】 日本語の「ざ・ず・ぜ・ぞ」の子音を発音する。
dZ 【分類:子音】 日本語の「じ・ぢ」の子音を発音する。「じゃ・じゅ・じぇ・じょ」にも使う。
d 【分類:子音】 日本語の「だ・で・ど」の子音を発音する。「どぅ」にも使う。
d' 【分類:子音】 日本語の「でぃ」の子音を発音する。「でゅ」にも使う。
b 【分類:子音】 日本語の「ば・ぶ・べ・ぼ」の子音を発音する。
b' 【分類:子音】 日本語の「び」の子音を発音する。「びゃ・びゅ・びぇ・びょ」にも使う。
p 【分類:子音】 日本語の「ぱ・ぷ・ぺ・ぽ」の子音を発音する。
p' 【分類:子音】 日本語の「ぴ」の子音を発音する。「ぴゃ・ぴゅ・ぴぇ・ぴょ」にも使う。
N 【分類:鼻音】 日本語の「ん」を発音する。「g」を鼻音化する効果を持つ。
N' 【分類:鼻音】 日本語の「ん」を発音する。「g'」を鼻音化する効果を持つ。
N¥ 【分類:鼻音】 日本語の「ん」を発音する。
h¥ 【分類:特殊】 言葉と言葉を繋ぐ効果を持つ。例えば「e h¥ i」と打ち込むことで、なめらかに「えーーーい」と歌わせることが可能。
「ん」について

「ん」には多くの種類の音素記号が用意されています。
例えば「な行」の「n」などを音素記号単独で使うことによって、「ん」の響きのニュアンスを変更することが可能です。
そこで、「ん」の響きを表現できる音素記号もまとめてみたいと思います。
曲・歌詞の流れに応じて使い分けてゆくと良いでしょう。

音素記号 解 説
n 「な」等の子音だが、「ん」として使うことも可能。
J 「に」の子音だが、「ん」として使うことも可能。
m 「ま」等の子音だが、「ん」として使うことも可能。鼻歌の表現に使いやすい。
m' 「み」の子音だが、「ん」として使うことも可能。鼻歌の表現に使いやすい。
N 鼻にかかったような甘ったるい「ん」の表現に。
N' 鼻にかかったような甘ったるい「ん」の表現に。
N¥ 鼻にかからずはっきりとした響きの「ん」を表現したい時に。


▲ 目次へ戻る