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ボーカロイド調教において重要な心構えとして、”オケと調和する調教を目指すこと”があります。
具体的には、調教の段階で一歩先の「Mix」という段階を念頭に置いて調教作業するといいことがあるかもね、ということです。
例えばオケと合わせないでボーカロイド調教をしたとして、仮にボーカロイド単体が素晴らしく歌いあげても、
オケと合わさったら言葉が聞きづらくなった、意図した表現通りに聞こえなかった、とにかくなんかダメだった…と言う場合、その調教は失敗です。
逆に言えば、ボーカロイド単体で再生した時ガタガタに聞こえても、オケと合わさったらキレイに聞こえる…そんな着地点を目指すべきだと私は考えます。
(※例外として、オケのないアカペラはボカロ単体で再生した時にキレイに聞こえるような調教を施すべきです。)
神調教と呼ばれるVSQファイルの中身を開いて見てみると、ボカロ単体で再生するとガタガタで、聞くと結構残念な気持ちになります。
が、神調教と呼ばれる方々の調教はオケと合わさることでキレイに聞こえる調教をされている方が多いです。
ボーカロイドエディタでは追いつかない部分はMixの段階で調整する…という潔さも必要です。悪く言えば誤魔化してしまえってことですが。
ボーカロイドエディタはそこまで万能なツールでもないので、そういう場合は別のツールで補ってやることも時として必要です。
持論を言わせてもらえばボーカロイドは音楽を表現するための道具の一つに過ぎません。
道具には適した使い道というのがあり、その道具でダメなら別の道具を上手に使っていけばいいのです。
どんな調教でも、「最終的に気持ち良く聞こえればOK」なのです。
ボカロ調教をする時、「オケと合わせた時に気持ち良く聞こえる調教」を意識するだけでも仕上がりが変わります。
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